tateno2.jpg舘野 泉(ピアノ) Izumi Tateno
1936年東京生まれ。60年東京芸術大学首席卒業。64年よりヘルシンキ在住。68年、メシアンコンクール第2位。同年より、フィンランド国立音楽院シベリウス・アカデミーの教授を務める。81年よりフィンランド政府の終身芸術家給与を得て、90年以降は演奏活動に専念。06年「シベリウス・メダル」授与。演奏会は世界各地で3500回以上、リリースされたCDは130枚にのぼる。・・・続きプロフィール全文
photo:武藤章
短いプロフィールはこちら


2016年02月04日

コンサートスケジュール 2016年5月〜6月 NEW!

<舘野泉ピアノ・リサイタル 〜次世代へ伝えたい名曲>

日時: 2016年5月14日(土)14:00開演
会場: 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール (埼玉)
公演詳細: http://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/3252
演奏曲目: 
 バッハ/ブラームス: シャコンヌ
 スクリャービン: 左手のための2つの小品 op.9より「前奏曲」「夜想曲」
 光永浩一郎: サムライ(舘野 泉に捧ぐ)
 吉松隆: NHK大河ドラマ「平清盛」より「遊びをせんとや」、「海鳴り」
 末吉保雄: 土の歌・風の声(舘野泉に捧ぐ)
 COBA: 記憶樹(舘野泉に捧ぐ)
問合せ先: SAFチケットセンター 0570-064-939

<舘野泉3つのピアノ協奏曲初演>

日時: 2016年6月18日(土)14:00開演
会場: 第一生命ホール(東京)
共演者: ヴァイオリン:ヤンネ舘野
     指揮:坂入健司郎
     管弦楽:東京ユヴェントス・フィルハーモニー
公演詳細: http://www.japanarts.co.jp/concert/concert_detail.php?id=414&lang=1
演奏曲目: 
 平野一郎:二重協奏曲 <星巡ノ夜> 〜ピアノ(左手)、ヴァイオリンと小オーケストラの為の〜
      宮澤賢治ノ心象ノ木霊  (舘野 泉&ヤンネ舘野に捧ぐ) 東京初演
 ルネ・シュタール:ファンタスティック・ダンセス(舘野 泉に捧ぐ) 世界初演
 ヒンデミット:左手ためのピアノ協奏曲 op.29 日本初演
問合せ先: ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
posted by JapanArts at 13:18| コンサートスケジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月07日

コンサートスケジュール 2016年1月〜2月

<舘野泉ピアノ・リサイタル 〜柴山直子を迎えて>

日時: 2016年1月16日(土)14:00開演
会場: 伊丹アイフォニックホール
共演: ピアノ: 柴山直子
公演詳細: http://hccweb1.bai.ne.jp/aiphonic/
演奏曲目: 
 バッハ/ブラームス: シャコンヌ
 末吉保雄: 土の歌・風の声(舘野泉に捧ぐ)
 エスカンデ: 音の絵/三手連弾(舘野泉に捧ぐ)
 光永浩一郎: サムライ(舘野 泉に捧ぐ)
 吉松隆: NHK大河ドラマ「平清盛」より「遊びをせんとや」、「海鳴り」
問合せ先: 伊丹アイフォニックホール 072-780-2110

<舘野ファミリー&フレンズ スペシャルコンサート2016>

日時: 2016年1月31日(日)14:00開演
会場: 新潟市江南区文化会館 音楽演劇ホール
共演: ヴァイオリン:ヤンネ舘野 指揮:舘野英司 ピアノ:関田桂子 ほか
公演詳細: 
演奏曲目: 
 ヴィヴァルディ: 協奏曲集「四季」(ソロ:ヤンネ舘野)
 宮下秀樹: 新作 (ソロ:関田桂子)
 エスカンデ: 「アンティポダス」ファンタジアコンセルタンティ − 舘野泉に献呈 (ソロ:舘野泉)
問合せ先: スペシャルコンサート実行委員会事務局 050-3743-2171

<東北農民管弦楽団 第3回定期演奏会 仙台公演>

日時: 2016年2月14日(日)13:30開演
会場: 仙台市 広瀬文化センター
共演: 管弦楽:東北農民管弦楽団 指揮:舘野英司 ヴァイオリン:ヤンネ舘野
公演詳細: 
演奏曲目: 
 平野一郎 二重協奏曲「星巡ノ夜」〜ピアノ(左手)、ヴァイオリンと小オーケストラのための〜
問合せ先: 東北農民管弦楽団 0172-93-2523

<舘野ファミリー&フレンズ スペシャルコンサート2016>

日時: 2016年2月20日(土)19:00開演
会場: 逗子文化プラザなぎさホール
共演: ヴァイオリン:ヤンネ舘野 指揮:舘野英司 ピアノ:関田桂子 ほか
公演詳細: 
演奏曲目: 
 バッハ:二つのヴァイオリンのための協奏曲
 宮下秀樹: 新作 (ソロ:関田桂子)
 エスカンデ: 「アンティポダス」ファンタジアコンセルタンティ − 舘野泉に献呈 (ソロ:舘野泉)
問合せ先: スペシャルコンサート実行委員会事務局 050-3743-2171

<舘野ファミリー&フレンズ スペシャルコンサート2016>

日時: 2016年2月21日(日)14:00開演
会場: 大宮ソニックシティ小ホール
共演: ヴァイオリン:ヤンネ舘野 指揮:舘野英司 ピアノ:関田桂子 ほか
公演詳細: 
演奏曲目: 
 バッハ:二つのヴァイオリンのための協奏曲
 宮下秀樹: 新作 (ソロ:関田桂子)
 エスカンデ: 「アンティポダス」ファンタジアコンセルタンティ − 舘野泉に献呈 (ソロ:舘野泉)
問合せ先: スペシャルコンサート実行委員会事務局 050-3743-2171

posted by JapanArts at 19:53| コンサートスケジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月23日

79歳のリサイタルへの思い

ここ数年、自分の誕生日である11月10日に東京で自主公演をするのが慣例になっている。それは自分の誕生日を祝うというよりは、音楽の道に導いてくれた両親に対する挨拶や報告のようなものかもしれない。いまはこんな音楽活動をしています、こんな友達と新たな試みをしています、いかがでしょうか。そんな挨拶をするのにヤマハホールはちょうどよい大きさだ。しっかりした響きで美しさを伝え、緊張感も備えて無駄がない。
 今年は草笛光子さんと一緒に吉松隆さんの新作「KENJI〜宮澤賢治によせる」を演奏する。6月に演奏したヴォーカル、チェロ、ピアノのトリオ版ではなく、草笛さんと私の二人のためのヴァージョンだ。それと、どんなものになるかはまだ分からないが『白髪の恋の物語』(仮題)をやってみたいと思っている。年を重ねる喜び、悲しみ、辛さ、死と隣り合わせと感じる孤独、しかしそこにある潔さ、面白さ、暖かくて悲しくて素晴らしい今をやってみたいのだ。
 私のソロでは末吉保雄の「土の歌・風の声」を演奏する。現代日本の生んだピアノ音楽の傑作だと思っている。そして、こうして並べてくると最初に置くのはバッハ/ブラームスの「シャコンヌ」以外には考えられない。

舘野 泉
posted by JapanArts at 12:41| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月16日

コンサートスケジュール 2015年9月〜2015年11月

<オーケストラ塾「舘野泉シベリウスを語る」 ハンヌ・リントゥ指揮フィンランド放送交響楽団 事前レクチャー>

日時: 2015年9月12日(土)14:00開演
会場: 静岡グランシップ6階交流ホール
共演: 聞き手: 浦久俊彦
公演詳細: http://www.granship.or.jp/audience/event.php?id=1291
演奏曲目: シベリウス/吉松隆: フィンランディア
問合せ先: グランシップチケットセンター 054-289-9000

<第23回「脳の世紀」シンポジウム 舘野泉特別講演>

日時: 2015年9月16日(水)10:20開演
会場: 有楽町朝日ホール
共演: 対談相手: 樋口輝彦
公演詳細: http://www.braincentury.org/brainsympo/index.html
演奏曲目: 未定
問合せ先: 脳の世紀推進会議 03-3238-1689

<スオミ・ピアノ・スクール 監修者・ピアニスト舘野泉を迎えて>

日時: 2015年9月25日(金)10:30開演
会場: ミュージックアベニューつくば
公演詳細: http://www.yamahamusic.jp/shop/piano_salon_tsukuba/event/suomi-piano-school.html
演奏曲目: 未定
問合せ先: ピアノサロンつくば 029-850-0518

<舘野泉ピアノ・リサイタル>

日時: 2015年9月27日(土)14:00開演
会場: はしもと杜のホール
公演詳細: http://hall-net.or.jp/02hashimoto/events/event/
演奏曲目: 
 バッハ/ブラームス: シャコンヌ
 スクリャービン: 前奏曲と夜想曲 op.9
 光永浩一郎: サムライ(舘野泉に捧げる)
 吉松 隆: NHK大河ドラマ「平清盛」より「遊びをせんとや」、「海鳴り」
 三宅榛名: 思い出せなかったこと(舘野泉に捧げる/「舘野泉左手の文庫」助成作品)
 coba: 記憶樹(舘野泉に捧げる/「舘野泉左手の文庫」助成作品)
問合せ先: チケットMove 042-742-9999

<せんくら 「左手の詩人」による孤高の響き>

日時: 2015年10月2日(金)12:00開演
会場: イズミテイ21小ホール
共演: 語り: 佐藤淳一
公演詳細: http://sencla.com/artist/900演奏曲目: 
 バッハ/ブラームス: シャコンヌ
 光永浩一郎: 生月島の伝説 ほか
問合せ先: 仙台クラシックフェスティバル2015 022-727-1872

<せんくら ベスト・オブ・舘野泉「左手の詩人」による孤高の響き>

日時: 2015年10月3日(土)10:30開演
会場: 日立システムズホール仙台
公演詳細: http://sencla.com/artist/900
演奏曲目: 
 バッハ/ブラームス: シャコンヌ
 スクリャービン: 前奏曲と夜想曲 Op.9
 ブリッジ: 3つのインプロヴィゼーション
 光永浩一郎: サムライ(舘野泉に捧げる)
 吉松隆: NHK大河ドラマ「平清盛」より「遊びをせんとや」、「海鳴り」
問合せ先: 仙台クラシックフェスティバル2015 022-727-1872

<トレヴァン・コンサート>

日時: 2015年10月17日(土)15:00開演
会場: メルパルクホール
公演詳細: http://www.tv-asahi.co.jp/fukushi/
演奏曲目: 
 バッハ/ブラームス: シャコンヌ
 光永浩一郎: サムライ(舘野泉に捧げる)
 吉松隆: NHK大河ドラマ「平清盛」より「遊びをせんとや」、「海鳴り」
問合せ先: テレビ朝日福祉文化事業団 03-6406-2195

<スオミ・ピアノ・スクール 監修者・ピアニスト舘野泉を迎えて>

日時: 2015年10月22日(木)10:30開演
会場: 千葉市美浜文化ホール 2F音楽ホール
公演詳細: http://branch.piano.or.jp/chiba-wakaba/column/2015/05/27_008911.html
演奏曲目: 未定
問合せ先: ちば若葉ステーション043-421-2595

<舘野泉ピアノ・リサイタル>

日時: 2015年10月28日(水)19:00開演
会場: 福井県立音楽堂ハーモニーホールふくい 小ホール
公演詳細: 
演奏曲目: 
 バッハ/ブラームス: シャコンヌ
 スクリャービン: 前奏曲と夜想曲 Op.9
 光永浩一郎: サムライ(舘野泉に捧げる)
 吉松隆: NHK大河ドラマ「平清盛」より「遊びをせんとや」、「海鳴り」
 三宅榛名: 思い出せなかったこと(舘野泉に捧げる)
 coba: 記憶樹(舘野泉に捧げる)
問合せ先: ヤンネ舘野と仲間たちの演奏会を支える会 090-6273-7521(鈴木)

<舘野泉ピアノ・リサイタル>

日時: 2015年11月3日(火・祝)16:00開演
会場: 藤沢リラホール
公演詳細: http://www.fujisawalyra.com/227.html
演奏曲目: 
 バッハ/ブラームス: シャコンヌ
 末吉保雄: 土の歌・風の声(舘野泉に捧げる)
 吉松隆: タピオラ幻景(舘野泉に捧げる)
 光永浩一郎: サムライ(舘野泉に捧げる)
 吉松隆: NHK大河ドラマ「平清盛」より「遊びをせんとや」、「海鳴り」
問合せ先: 藤沢リラホール自主企画実行委員会 0466-22-2721

<舘野泉 バースデー・コンサート2015 〜音楽と物語の世界>

日時: 2015年11月10日(火)19:00開演
会場: ヤマハホール
共演: 語り: 草笛光子
公演詳細: http://www.japanarts.co.jp/
演奏曲目: 
 バッハ/ブラームス: シャコンヌ
 白髪の恋の物語(仮)
 末吉保雄: 土の歌・風の声(舘野泉に捧げる)
 吉松隆: KENJI…宮澤賢治に寄せる(舘野泉に捧げる/「舘野泉左手の文庫(募金)助成作品」)
問合せ先: ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
*一般発売: 9月12日

<第9回ベーゼンドルファー音楽祭2015秋>

日時: 2015年11月15日(日)15:00開演
会場: 八女市民会館おりなす八女ハーモニーホール
共演: 指揮: 大山平一郎、管弦楽: 八女ハーモニー室内管弦楽団
公演詳細: http://www.yumehat.or.jp/syusai/index.html
演奏曲目: 
 エスカンデ: 幻想協奏曲〜Antipodas〜(舘野泉に捧げる)
問合せ先: ベーゼンドルファー音楽祭事務局 080-8580-1740
posted by JapanArts at 11:37| コンサートスケジュール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月08日

舘野泉より 音楽祭開催にあたり。。。

〜己の来しかたを簡単に振りかえらせて頂きたい。〜

私の公式のデビューリサイタルは、1960年に東京芸大を卒業した年の秋で、会場は第一生命ホール。日比谷のお濠端にあり、当時は日比谷公会堂と並んで東京では有数の音楽会場だった。エネスコのソナタ第3番(日本初演)、シューマンのファンタジー、ラフマニノフの前奏曲4曲、それにプロコフィエフのソナタ第2番を弾いた。はやく弾きたくて弾きたくて、演奏会の一週間ぐらい前からホールの前をうろうろ彷徨した。大好きな酒も禁酒したが、あれは一種のセレモニーだったのだろう。後にそんなことはまったく意味がないと気が付き、酒を断つのは生涯やめにした。

 第2回は一年後で、今度は全曲邦人作品。三善晃、平尾喜四男、中田喜直のソナタに宅孝二のソナチネという選曲。そんなもの弾いたって誰もお客さんは来てくれないよと皆に笑われたが、結果は満席で批評も絶賛。三善晃、間宮芳生、それに矢代秋雄は私の若き日の神様たちだったし、中田喜直もまた。

 第3回はその一年後。バッハの平均律第1巻から変ホ短調の前奏曲とフーガを弾いたのを覚えている。バッハを弾いたのはその時限りで、次に弾いたのは41年後、左手のピアニストとしてステージに復帰した時。だがそれ以来弾き続けているから、もう何百回弾いただろう。

 第4回はメシアンの大曲<幼子イエスに注ぐ20の眼差し>の日本初演。その色彩もリズムも華麗で、目が眩みそうで、強い嘔吐感を覚えた。演奏して吐き出さなければいてもたってもいられなかった。当時仲のよかった八村義夫が仲間たちと、「二時間もかかる現代作品を舘野は暗譜できるか」と賭けをするなど、話題にもなった。

 プログラムを決めるのは、とても大事な仕事で夢がある。いまでも自分で気にいっているのは、1969年にストックホルムとオスロのリサイタルで弾いたもので、スクリャービンのソナタ第3番、バルトークの組曲<戸外にて>、矢代秋雄のソナタ、最後にラヴェルの<夜のガスパル>というものだった。オスロのホールには壁一面の巨大なムンクの壁画があったことも忘れられない。

 考えてみれば、芸大を卒業してから52年間、脳溢血で弾けなかった2年間を除いて、毎年東京でリサイタルをしてきた。後には同じプログラムで大阪、札幌、福岡でも演奏会をしたし、全7夜のシューベルトのソナタ全曲演奏会なども加わるから、かなりの数になるだろう。成功もあるし失敗もある。一般の方々には分かりにくいかもしれないが、ここでいうリサイタルとは自主公演のことであり、年間50〜100回行う、依頼された演奏会とは別のものである。曲目を自分で決めるのは勿論、会場、チラシ、ポスターの製作や販売など、経済的責任を全部自分で背負う。その代り、本当に自分が弾きたいものが弾けるのが有難い。

 太平洋戦争の末期、空襲で直撃弾を受けて、私たちの住んでいた上野毛の家が全焼してしまった。8歳だった私は終戦までの数ヶ月を栃木県間中の農家で過ごさせて貰った。

ピアノも焼けてしまったし、裸足の生活だったが、懐かしく忘れられぬ生活だったと、いまでも感謝している。村の小学校は分校で生徒数10数人。住んでいたのは蚕部屋で、夜になり皆寝静まると蚕がさわさわと動く音が聞こえだす。青大将も時々梁を渡っていたし、軒には何匹もの蝮が日干しになってぶらさがっていた。私もまた、夜になるとさわさわと動き出す蚕だと思うのである。もう50年も桑の葉のように音楽を食べてきた。それで絹糸になるのだろうか。分からないが、それでもただ食べたいのである。谷川俊太郎さんの詩の一節が思いだされる。生きのびるために 生きているのではない 死を避けるために 生きているのではない (中略)死すべきからだのうちに 生き生きと生きる心がひそむ 悲喜こもごもの 生々流転の

 今回、全16回に及ぶ「左手の音楽祭」を開催させて頂く。若い頃から音楽家は手職人だと思ってきたし、自分の手も好きだ。こつこつと毎日手仕事を続けるうちに、75歳になったのである。「左手の音楽」といったが、自分では左手だけでやっているとか、なにか特別なことをしているという意識はあまりない。やっているのは「音楽」なのである。

日本ばかりだけでなくフィンランド、アイスランド、アルゼンチン、アメリカなどの作曲家たちが素晴らしい作品を書いてくれ、また書き続けてくれている。今回の音楽祭には入らなかったがオーストリア、アルメニア、エストニアの作曲家たちも、左手のために、これから作品を書いてくれるという。全16回が終わっても、することはまだまだある。今回、シリーズ全部の後援をしてくださるフィンランド大使館、そしてavex-CLASSICS

ヤマハ株式会社、舘野泉ファンクラブの協力に厚く感謝したい。

2004年に復帰演奏会を行った日は5月18日。奇しくも父の命日であった。その時のプログラムに「今年90歳を迎えた母に、今日の演奏を聴いてもらえることを、なによりも有難いと思う」と書いたが、母も昨年8月に97歳の大往生を遂げた。初演曲を書いてくれたノルドグレンもまた、数年前に帰らぬ人となった。私が喜寿を迎える日は<舘野泉フェスティヴァル>の最終日。さあ、それからは?


舘野 泉

posted by JapanArts at 20:47| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月22日

舘野泉 フェスティヴァル〜左手の音楽祭〜 2012‐2013

左手は、ピアニストの命であり、音楽の核心である

「舘野泉 フェスティヴァル〜左手の音楽祭」は、舘野泉の左手から生まれる左手ピアノ音楽の集大成です。ピアノを、左手で演奏するという新たな視点からとらえたとき、日本の音楽界に新しい歴史がはじまりました。舘野泉のために書かれた作品を含めた左手ピアノのための名作を2年間で綴ってゆきます。
その全シリーズのスケジュールはこちらです!→ http://ja-pianist.seesaa.net/article/271055772.html

お問合せ:ジャパン・アーツぴあ TEL:03−5774−3040

posted by JapanArts at 19:29| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月28日

舘野泉 フェスティヴァル2012-2013記者会見レポート

 舘野泉さんは2012年の今年から2年間かけて計16回のコンサートを行います。
 題して「舘野泉フェスティヴァル」! 現在75歳。ますます意欲的な舘野泉さんの記者会見でした。
tateno 001.jpg
tateno 010.jpg
 この日もいつもの変わらない優しい笑顔で話し始めました。
 週末に左手のためのピアノ協奏曲を書いていただいている一柳彗氏とお話したそう。タイトルは「フィンランド」の予定。壮大な構想があるようで楽しみ、と舘野さん。左手の作品をまとめて演奏したいという構想は3年前くらいから。交流のあるウィーンのサスマン教授が「現在、左手のピアノのための作品は日本が、個性的で素晴らしい発展をとげている」と、おっしゃってくださった。いろいろ構想を練っているうちに、ソロ曲だけではなく、室内楽、オーケストラとの協奏曲も、と夢がふくらんできたそうです。徐々に考えをまとめていき、全部で16回、4つのシリーズとして行うことになりました。今回、記者会見をさせていただいているヤマハ・コンサートサロンでも「響きあう小さな部屋で」というシリーズの公演を行います。

tateno 035.jpg
のどが乾いちゃったので…と言い、長年の友人(東京芸大の同級生!)であり、舘野さんのために左手のピアノのための作品も書いてくださっている末吉保雄さんが、左手の世界、左手の演奏技術についてお話くださいました。
 舘野泉さんの演奏は、熟練の域に達している…左手で演奏する時に、鍵盤を折り返してくる時のテクニックなど。新しい世界、地平が開いているのを感じる。
そろそろ、喉の渇きもおさまりましたか?と言って、質疑応答へ

―日々の生活について、気を付けていること。
「食事を作ったり、散歩をしたり、ピアノの練習をして暮れていく。ピアノは夜の10時以降は弾けないので、その後は大好きな焼酎を飲みながらニュース番組などをはしごする。最近はスポーツ選手を取材したものなどもよく見るが、演奏法の解決になるヒントをもらえることもあるんです。

 左手での演奏は長い鍵盤を行ったり来たり、それに左手だけですべてを演奏しなくてはいけないので休む間がない!とても体力が必要なんですね。それに年も年だし、そろそろ筋トレなんていうことも考えなくてはいけないかなぁ、と考えています。」

―海外での演奏活動について。
「ここ4年くらい、海外でも演奏して欲しいという依頼も多くなりました。ブダペスト、ウィーン、トゥールーズ、フィンランド、エストニアなど…また、60年来の夢でもあるモンゴルにも行って、オーケストラと共演する予定もあって、楽しみにしています。」
少しつけくわえたいのですが・・・と末吉保雄先生。
「今回の「舘野泉フェスティバル」は、我々の世代の作曲家による作品から、若手と呼ばれる年代の才能、さらに海外からも意欲的な作曲家にも委嘱するという構想です。時代も時空を超えて新たな指標を示しているのです。」

同世代(同級生!)のアーティストと演奏すると、長い時を重ねた経験、音楽に対する思いなど共有することができる。と同時に息子たちの世代の演奏家との共演も大きな意義があると感じるし、嬉しい。と、舘野さん。
 和やかな雰囲気で続いた記者会見。最後に記念撮影をして終了しました!
tateno 068.jpg
tateno 076.jpg


第1回 新たな旅へ…ふたたび〜
2012年5月18日(金) 19時開演 第一生命ホール
曲目:
バッハ(ブラームス編曲): シャコンヌ BWV1004より 
スクリャービン: 左手のための2つの小品 作品9  前奏曲・夜想曲 
間宮芳生: 風のしるし・オッフェルトリウム(舘野泉に献呈)
 ★日本初の左手ピアノ独創曲(邦人作品)
ノルドグレン: 小泉八雲の「怪談」によるバラードU Op.127(舘野泉に献呈)
         振袖火事・衝立の女・忠五郎の話 
ブリッジ: 3つのインプロヴィゼーション 夜明けに・夜のお祈り・酒宴
 ★左手のピアニストとしての復帰を決意させた、息子ヤンネから贈られた楽曲

詳しい公演情報はこちらから
posted by JapanArts at 18:10| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月08日

お知らせ!

<出演情報>
●テレビ放送いっと6けん 
3月9日(金)11:05-11:54 放送
NHK総合 首都圏放送局のみ 
http://www.nhk.or.jp/shutoken/6ken/

●ラジオ放送
InterFM Oh!Boy DJ原田節 
http://www.interfm.co.jp/ob/ (同時インターネット放送あり)
放送対象地域:関東広域圏
(ゲスト舘野泉 2回)
2012年3月10日(土) 21:30-22:00 
2012年3月17日(土) 21:30-22:00
 
<コンサート情報>
舘野泉左手の音楽祭ついに始動!!
2012年5月18日(金) 19時開演 第一生命ホール
http://www.japanarts.co.jp/html/2012/piano/tateno_vol1/index.htm
posted by JapanArts at 13:43| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月05日

2012年の大河ドラマ『平清盛』のテーマ曲に舘野泉が参加

2012年の大河ドラマ『平清盛』のテーマ曲に舘野泉が参加!作曲は吉松隆です。


≪関連情報≫
第一回目放送
2012年1月8日(日)[総合]午後8:00
オフィシャル・ホームページ

NHK FMシンフォニーコンサートの収録
2012年1月22日(日)鹿沼文化センターにて
オーケストラ:東京フィルハーモニー交響楽団 指揮:高関健、Vn:木嶋真優
アンコールに紀行の音楽を演奏する予定です。

「平清盛」オリジナル・サウンドトラック発売
2012年2月1日(水) 
アーティスト名:吉松隆
品番:COCQ-84927
価格:\2,940 (2,800)

NHK前橋局のイベント 「大河ドラマとオペラの音楽」
2012年2月4日(土) 群馬音楽センターにて
オーケストラ:群馬交響楽団 トーク:吉松隆、ピアノ:舘野泉
テーマ曲の演奏とアンコールには紀行の音楽が演奏されます。

テーマ曲の音楽配信スタート!
2012年1月11日(水)より
詳しい情報はNHKサイトへ

◆ヤマハのサイトより楽譜配信スタート!
2012年1月11日(水)より
「平清盛」テーマ (フルスコアとパート譜セット)パート譜のみ単品買い可
「夢詠み・・・紀行」(ピアノ)
「夢詠み・・・紀行」(ヴァイオリンとピアノ)
「夢詠み・・・紀行」(左手ピアノ)
「夢詠み・・・紀行」(ヴァイオリンと左手ピアノ) 
ぷりんと楽譜: http://www.print-gakufu.com/
@Elise: http://www.at-elise.com/
posted by JapanArts at 17:27| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月24日

掲載情報(YAMAHAピアノスト・ラウンジ)

YAMAHA WEB ピアニスト・ラウンジ に舘野泉が登場しました。
2011年12月ヤンネ舘野&舘野泉のデュオ公演についても話しています。

こちらからご覧ください。
tateno_yamaha.jpg


新たなる大樹へ
≪ヤンネ舘野&舘野泉 デュオ・リサイタル≫

2011年12月11日(日) 14時開演 東京文化会館 小ホール

曲目:
石田一郎:ヴァイオリン・ソナタ第2番  (ピアノ:平原あゆみ)
平野一郎:精霊の海 〜小泉八雲の夢に拠る〜 
谷川 賢作:スケッチ・オブ・ジャズ2 舘野泉&ヤンネ舘野に捧げる
 アンリーズナブル パッション(ガトー・バリビエルに)
 ア ソング アフター ダーク(マル・ウォルドロンに)
 エンドレス エクスキューズ(マッコイ・タイナーに)
コルンゴルト: 2つのヴァイオリン,チェロ,左手ピアノのための組曲 作品23

公演の詳しい情報はこちらから

posted by JapanArts at 12:02| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。